顔汗を身体の内側から対策するにあたり、ツボ刺激が効果的だといわれています。
一切お金がかからない方法ですし、暇な時間に取り組むことができますので、ツボの正しい押し方を心得ておきましょう。
ツボ刺激が顔汗の対策につながる理由は?
ツボ刺激には脳や内臓に働きかけ、ホルモンの分泌を活発にしたり全身の機能を活性化したりといった効果があります。
実はツボ刺激は顔汗の対策にもつながり、効果的な理由についていくつか見ていきましょう。
- 押す場所によっては自律神経のバランスを整えることができ、交感神経が優位になって引き起こされる精神性発汗を予防できる
- 「手や胸の付近を刺激すると顔の発汗が抑えられる」と、私たちの身体には発汗量を一定に保つ皮膚圧反射の原理が備わっている
- 左右上下のいずれかの部位を圧迫してその反対側には汗の量が増える半側発汗を上手く利用できる
「ツボを刺激しただけで顔汗が止まるなんて迷信では・・・」とイメージしている女性は少なくありません。
しかし、自律神経を整えたり皮膚圧反射の原理を利用したりと、人間の生理機能に基づく理論がちゃんとあります。
もちろん、個人の体質によって異なるので確実に抑えるのは難しいとしても、自宅でも外出先でも好きな場所で取り組めるので試してみる価値は十分にあるのです。
顔汗の対策におすすめのツボは?
以下では、顔汗の対策におすすめのツボを挙げてみました。
- 後渓(こうけい):手を握りしめた時の感情線のシワの延長にあり、筋肉の緊張を緩和する作用を持つ
- 労宮(ろうきゅう):手の平のちょうど中心辺りにあり、気持ちを落ち着かせて自律神経のバランスを整える
- 陰げき(いんげき):手の平の小指側の手首から下にあり、血流を改善して身体に溜まった熱を放出する
- 合谷(ごうこく):手の甲の親指と人差し指が交わる場所にあり、自律神経を整えたり生理痛を改善したりと万能なツボ
- 屋翳(おくえい):乳首から3㎝~5㎝程度上にあり、女性ホルモンの分泌量を増やしてホルモンバランスを整える
- 大包(だいほう):脇のちょうど真下部分に位置していて、顔や脇の下の汗を一時的に止める効果を持つ
自律神経を整えるツボであれば顔汗だけではなく、手汗や脇汗など全身の発汗を抑えられます。
暑くない時やリラックスしている時に汗の量が異常に増える女性は何か別の病気が関係している可能性があるものの、生理的要因の顔汗であればツボ刺激が有効なのでちょっとした時間に押してみましょう。
ツボの正しい押し方をチェック!
ツボによる効果を最大限に出すには、闇雲に刺激するのではなく正しい押し方を心得ておかなければなりません。
場所によって多少なりとも違いがありますが、以下では正しい押し方のコツをまとめてみました。
- 強すぎず弱すぎず、「痛い」と「気持ち良い」の中間くらいの強さで押す
- 細い棒でグリグリと押すのではなく手を使って優しく押さえるイメージ
- 力を入れたり緩めたりと複数回に渡って刺激する
- 入浴中や寝る前など心と身体がリラックスしている状態の時に試す
力いっぱいに押してもあまり意味がなく、「ツボの場所を正しく把握する」「適度な力加減で刺激する」という2点が顔汗対策には大事です。
ツボ刺激と制汗ジェルの併用で顔汗を対策しよう
ツボ刺激による顔汗を抑える効果には持続性がありません。
一度押して1日中に渡って顔汗を食い止められるわけではないですし、個人の体質によって効果の程度や体感できる時間には差があります。
即効性のある対処療法でもないので、確実に顔汗の量を減らしたいと考えている女性は制汗ジェルも同時に併用してみましょう。
- ツボ刺激で身体の内側から自律神経を整える
- 制汗ジェルを使って外側から顔汗が出ないように促す
この2つの併用で得られる効果はアップするため、敏感肌でも使用できる制汗ジェルのサラフェプラスがおすすめです。
サラフェプラスには着色料や香料などの添加物が含まれておらず、肌へと刺激を与えることなく顔汗を抑えられるので一度試してみてください。